4月24日 区との懇談会

4月24日(火)、区役所にて懇談会が行われました。

参加者:保育課長、学校運営課長、衛生課長、教育委員会所属の栄養士さん

 子どもを放射線から守る新宿の会のメンバー5名

 


今回は4月に新しく着任した各課長との顔合わせ、
主に給食のことを話す懇談会になりました。
新宿の会で4月に作った「この春の子どもの生活に関するお願い」を説明し、
それに対して主に保育課長が答えてくれました。

〈保育課長〉
放射能問題について保育園に相談してくる保護者は少なくはない。
ほぼ全園にいる。
本来、保育園では外からの食材の持ち込み(弁当など)については
かなり警戒しなければならない。
調理室の冷蔵庫で一緒に預かることはできない。
そういう中で保育園は保護者の気持ちを受けとめて、できる限りの対応している。
砂場の砂の入れ替え、用具の洗浄、手洗いなども良くやっている。
給食に関して、行政としては世間に流通しているものは検査を通った
安全なものであるという考えが基本。
風評被害もあるので行政としては産地で選ぶことはすべきでないと考える。
放射性物質が検出される可能性の高い食材をメニューから外すことは
できると思う。
しかし、栄養士も栄養を考えて献立を作っている。アレルギーの子どもへ
の対応もある。違う意見の保護者もいる。
疑心暗鬼にならないように情報の開示をしていく。

〈新宿の会〉
国の基準に従っていると言われるが、放射性物質が含まれている
可能性のあるものを食べさせられる親の心情をわかってほしい。
検査体制は万全ではない。大丈夫だろうから食べさせるというのでは
納得できない。
できる限りリスクを下げていくという姿勢に立ってほしい。
放射能への取り組みは長く続くもの。基本的な考え方を行政側と
共有していきたい。

〈栄養士〉
学校の栄養士は、都の常勤が半分、非常勤が半分で、都の常勤が
集まってメニューを決めている。
非常勤はそのメニューを利用していることが多い。メニューは参考献立
であり、拘束力はないが、新人にはできるだけ忠実にと言っている。

〈衛生課長〉
給食の検査機器について。検出限界は10ベクレル以下。ヨウ素131・
セシウム134・137をそれぞれ分けて検出できる。
50ベクレル(一般食品の基準の1/2)を超えた場合、さらに詳細に検査する。

*移動教室の問題(日光)、除染、空間線量の測定器を各校に配備すること
などについても新宿の会から質問しましたが、今回は給食に関しての
懇談会ということで担当する課長が集まっており、答えられませんでした。

〈感想〉
今回は春のお手紙の内容を伝えることと、4月から給食の放射性物質検査が
はじまったので、検査についての話を聞く懇談会になるかなと思って
参加しました。
新しい保育課長がどういう考えを持っておられるのか、率直な話が聞けて
良かったと思います。
給食の検査については、今のところ「不検出」なんですけれど、
機械の性能の問題もありますが、結局のところ検査をしているという
名目だけのものであるのか…。そうであるなら、そういう姿勢の行政に対して
どういうふうに私たちの気持ち、考えを届けていけるのか。
みんなで考えていきたいと思います。
でもでも、震災から1年がたち、世間の関心も薄れ、活動する人たちの
気持ちも揺らぐ中で、会が存続していることだけで十分たいしたものだと
思います。(O)