小金井測定室レポート2

小金井測定室レポート2

 

今回の勉強会を企画した勉強会企画部長Kのレポートです。

 

以前よりお2人とは面識があり、測定室の事については既にお伺いした事があったので、今回は、より具体的な実情について迫ってみました。


小金井市民測定室の検出器:430万円キャンベラ社製Nalシンチ式スペクトロメトリー(定量下限値は10Bq/kg)


測定場所:当時・市役所であったが現在は公民館として運用されている。

(以前はキッチンスペースにあったが、現在は以前、倉庫だった場所に移動)
測定時間:6時間で測る。 なぜなら判断基準が難しいため、一律6時間に。100Bq/kgあれば直ぐに検出誤差が下がるが、10Bq/kg以下は非常に難しい。また、スペクトルや10Bq/kg以下の検出限界値は測定室に行き、要望すれば見せてもらえる。10Bq/kgを下限としているのはメンバーの判断による。(検査表もその値でしか出さない)


小金井市放射能測定器運営連絡協議会:

会長・香田頼子さん、測定部長・中嶋直子さん
●質問

 メンテナンス

23年間ずっと同じキャリブレーターを冷蔵庫に保管してある。1回の校正78000円で年に3回来てもらう、予算は小金井市(経済課)。不思議なことに少しピークの位置がずれているなと感じる時に丁度メンテナンスの時期が来る。ドイツ製(ベルトールドジャパン)のメンテナンスは年に1回で十数万と聞いたので、安いと思う、との事。


・年会費(協議会)

賛助会員年会費1500円を貰っている、メンバーは団体は生活クラブ、生活者ネット。他、個人会員。広報費などは行政からの補助が出るのでこの金額で十分。


・測定値の公表について

以前は年に何検体も無かったので年1回紙媒体「こがねい放射能測定室だより」で配布していた。震災後、協議会のHPを立ち上げた。(作った会のHPはもっと前から)
・原発に関しての各自の意識

反原発の意志をメンバー全員、強く抱いている。 (小金井市民測定室は設立後当初より22年間掛けて小金井市での反原発市民団体としての市民権を得ており、現状、特にその点について何か言われたりという事は無いとの事でした。)


・長く続けられた理由

検体200ccで良いという点(チェルノブイリ後、2年位経って日本ではあまり数値に出なくなり、市民の関心が薄れて来たときに、欧州輸入物(市販品)の高価なポルチーニや野生種のブルーベリーを自腹で購入し測定していた為)


・ベクレル数値に関しての意識

幾つなら低い・高いと感じるかお2人とも共通して500Bq/kgは高い。香田さん「50Bq/kgまでなら食べる」。中嶋さん「中部大武田氏は20Bq/kg原子力資料情報室の判さんは10Bq/kgというのでそのあたり」。但しやはり子どもには1Bq/kgでも少なく(特に孫!や乳幼児は0で)、できるだけ食べさせたくない。ただ、やはり遺伝子に影響するのは放射能だけではないので、ある程度の許容も(例 旬のもの、生のものの栄養素が身体にいい影響を与える部分もある)身近な食材を細かく測定していくことにより風評も防げると考えると。


・東京都の輸入品市場調査凍結についてどう思っているか

測定器が遊んでいる状態は(同じ測定者として)非常に勿体無いと思う。
・測定室の方から見た汚染度についての意識市との協定により測定できるものが食品という縛りのある中で、小金井の21日の雨水(雨水も非常時には飲むわよねといいながら)、21箇所から採取したタンポポ(タンポポも食べるわよねといいながら)、ハコベなどを測定し小金井も汚染されてしまったと思った。


・現在行なわれている給食の測定方法について

食材の中から気になるものをピックアップして余分に発注し測定、週に7品目。以前は輸入物(麦やカレー粉などのスパイス類)がメインだったが、現在は国産品、牛以外の肉(牛不使用のため)、野菜、米、牛乳など多岐に渡る(牛乳は以前にも測ったことがある)。過去は冬場に1回/年行なっていたが今年は7月(1日からではなく結局中旬になってから)から定期的に行なっている。給食は自校式。


・昨今の保護者の活動についてどう見ているか

懐かしく感じる、自分達も当初は子どもが小さかった。若い人に若いパワーで頑張ってほしいと思う。


・定量を上げるために処理を行なったことがあるか(炭化・灰化・固化など)また、あれば、その結果。

特に無い


・行政対応で気をつけていること

行政とはルールを作りながらも忍耐強く協調していく、色々と不便はあるが、それでも良かったと思っている。周囲からの市民グループとしての信頼もあり、長く続けられたのも行政と行なってきたからだと思う(金銭的な面でも)。


・地域活動

中嶋さんは地域の公園の清掃活動をここ何年か行なっている。また、生活クラブの販売も行なっている。ここらへんで(レポート1にもある)「私はそう見られないけれど過激な女なんです」発言が・・・。

 

・(東海村JOCの話が合間に出たので)

当時の茨城の芋を計ったか確か測ったが出なかったと記憶、おそらく、さほど拡散しなかった模様。


・機械の選定について

当時、何社かカタログを見たりしたが、全体として3社ほどしかなく、その中で選んだ。現在は買い替えを視野に入れて情報を集めている。

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コメント: 1
  • #1

    Bennet (日曜日, 22 7月 2012 18:09)

    I was looking for something similar, I am very grateful you have shared this subject