区への申し入れ

2012年

5月

14日

4月24日 区との懇談会

4月24日(火)、区役所にて懇談会が行われました。

参加者:保育課長、学校運営課長、衛生課長、教育委員会所属の栄養士さん

 子どもを放射線から守る新宿の会のメンバー5名

 


今回は4月に新しく着任した各課長との顔合わせ、
主に給食のことを話す懇談会になりました。
新宿の会で4月に作った「この春の子どもの生活に関するお願い」を説明し、
それに対して主に保育課長が答えてくれました。

〈保育課長〉
放射能問題について保育園に相談してくる保護者は少なくはない。
ほぼ全園にいる。
本来、保育園では外からの食材の持ち込み(弁当など)については
かなり警戒しなければならない。
調理室の冷蔵庫で一緒に預かることはできない。
そういう中で保育園は保護者の気持ちを受けとめて、できる限りの対応している。
砂場の砂の入れ替え、用具の洗浄、手洗いなども良くやっている。
給食に関して、行政としては世間に流通しているものは検査を通った
安全なものであるという考えが基本。
風評被害もあるので行政としては産地で選ぶことはすべきでないと考える。
放射性物質が検出される可能性の高い食材をメニューから外すことは
できると思う。
しかし、栄養士も栄養を考えて献立を作っている。アレルギーの子どもへ
の対応もある。違う意見の保護者もいる。
疑心暗鬼にならないように情報の開示をしていく。

〈新宿の会〉
国の基準に従っていると言われるが、放射性物質が含まれている
可能性のあるものを食べさせられる親の心情をわかってほしい。
検査体制は万全ではない。大丈夫だろうから食べさせるというのでは
納得できない。
できる限りリスクを下げていくという姿勢に立ってほしい。
放射能への取り組みは長く続くもの。基本的な考え方を行政側と
共有していきたい。

〈栄養士〉
学校の栄養士は、都の常勤が半分、非常勤が半分で、都の常勤が
集まってメニューを決めている。
非常勤はそのメニューを利用していることが多い。メニューは参考献立
であり、拘束力はないが、新人にはできるだけ忠実にと言っている。

〈衛生課長〉
給食の検査機器について。検出限界は10ベクレル以下。ヨウ素131・
セシウム134・137をそれぞれ分けて検出できる。
50ベクレル(一般食品の基準の1/2)を超えた場合、さらに詳細に検査する。

*移動教室の問題(日光)、除染、空間線量の測定器を各校に配備すること
などについても新宿の会から質問しましたが、今回は給食に関しての
懇談会ということで担当する課長が集まっており、答えられませんでした。

〈感想〉
今回は春のお手紙の内容を伝えることと、4月から給食の放射性物質検査が
はじまったので、検査についての話を聞く懇談会になるかなと思って
参加しました。
新しい保育課長がどういう考えを持っておられるのか、率直な話が聞けて
良かったと思います。
給食の検査については、今のところ「不検出」なんですけれど、
機械の性能の問題もありますが、結局のところ検査をしているという
名目だけのものであるのか…。そうであるなら、そういう姿勢の行政に対して
どういうふうに私たちの気持ち、考えを届けていけるのか。
みんなで考えていきたいと思います。
でもでも、震災から1年がたち、世間の関心も薄れ、活動する人たちの
気持ちも揺らぐ中で、会が存続していることだけで十分たいしたものだと
思います。(O)

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2012年

4月

01日

3月27日区との懇談会

懇談会に出席の会のメンバーOさんにまとめていただきました。

また、懇談会でメンバーMさんにまとめていただいたテーマ一覧は、報告下よりダウンロードできるようになっています。

 

3月27日に

区役所で行われた環境課、衛生課との懇談会の様子を簡単に報告します。
会からの参加者は10名。環境課2名、衛生課1名。

 

区の年度末の調整などで環境課と衛生課のみの出席でしたが
昨日の場での要望やら懇談はすべて区の「放射能部会(放射能影響等対策部会)」で報告されるようです。
放射能部会は、放射能全般のことについての環境課や衛生課、教育委員会などの各部署を統括している部会だそうです。


テーマ一覧をもとに話がすすめられました。

●園・学校の対応について

新宿の会: 教育委員会は放射能の心配で給食を辞めることを認めているが、学校から保護者あてのプリント等のお知らせがなく、知らない保護者も多い。学校によって教委の方針が校長まででとどめらてしまっていたりするようだ。
区は園・学校の除染も行ってくれているが、学校からいつ・どこの除染をしたなどのお知らせがないので、除染をしてくれていることが保護者に伝わらず、不安感、不信感にもなっている。HP公開だけではなくプリント等で日常的に知らせてもらいたい。

環境課: 区では放射能対策部会を作って取り組みをはじめている。給食については、保護者からの要望があれば個別に対応してよいと伝えている。学校でプリント、掲示等をするように教委・保育課に伝えておく。

●給食の測定器について

機種はキャプタス CAPTUS-3000A シンチレーション式
西新宿保健センターの一室で測定がおこなわれる。
検出限界値 : 10ベクレル
今のところ一日3検体、給食一食まるごと検査

新:  まるごと検査では全体として薄まってしまう。どの食材に入っているのか特定できない。しいたけなど高く検出される可能性のあるものは単体で測定してほしい。

環: 実際に動きはじめてから検討したい。

新: 測定室を視察してもよいか。

環: 区としても初めてなので、軌道に乗るまでは待ってほしい。

新: 給食の測定をするのは区立だけか。子どもを認可保育園に入れている。区から通知がこないと園長はわからず、やらないかもしれない。

環: 区立が先になるが、認証・認可もすべてやる。給食のある中学校も含む。
私立の場合、手を上げてもらわないとできない。通知の仕方まではわからないが、区立・私立にこだわらずやる考えだ。

 

*補足*

測定で高い値が出たら、外注でゲルマニウムで再検査する。
牛乳も一緒にまるごと検査。

●そのほかの検査について

新: 検査は給食食材だけか。土・木の実・葉っぱなど授業でも使われる、身近な素材も検査してもらえたら。去年と今年で状況は違う。定期的に土壌の測定をお願いしたい。外注による検査も考慮に入れてはどうか。消費者庁の測定器はどうなったか。

環: 実際に測定がはじまってから考えていきたい。学校菜園については口に入れるものなので優先的に考えていきたい
消費者庁の測定器がどうなるか、第4次もまだわからない。入ってきたら別途考える。

新: 空間線量の測定は引き続きやってもらえるのか。各校に測定器を配布するという話が前回あったが、どうなったか。

環: 空間の測定は6月、11月と2回おこなった。またやるかどうかは今後の動向で。
測定器は教育委員会に一台は常にある。各校に入れるとしたら学習教材という名目になると思う。

新: 移動教室の日光など、となりの区・学校がやめたという話を聞くと不安に思う保護者も多い。環境課から教育委員会に話してもらえないか。

環: それぞれの判断で安全と思えば行くということでよいと思う。福島の海沿に行くなどであれば止められるが。事前に測るということはあると思う。

新: 戸山公園、箱根山なども測定してほしい。

環: 御苑もそうだが、都の管轄なので区が測って公表することはできない。都は測る考えはないとのこと。区民が測った結果を都に伝えることはできる。都が動いてくれると23区としては動きやすいのだが。

●終了後…

〈メンバーの意見〉
栄養士に勉強してほしい。こういう食材を外した方がいいなど決めるのは栄養士だから。
区は、検出されなければいい、という姿勢。
私たちは、とにかく口にいれさせたくない、可能性のあるものは外してほしいという気持ち。そこに違いがある。

●個人的な感想
半年前まで区は食品検査機器を買うつもりはなかったのが、購入して、給食を毎日測るところまできたのはすごいと思います。
測定がはじまったら具体的な話も出てくると思うので、今後も懇談会をつづけて、この流れを良い方向に生かしていきたいと思いました。

 

報告:O

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2011年

10月

01日

2011.9.12 中山区長との面談まとめ

2011.9.12  新宿区役所・区長室において

中山弘子新宿区長との面談が実現しました。以下、面談内容のまとめです。



出席者()中山区長、区長室長、環境清掃課長
   (守る会)11名出席


日時91210:5011:03ごろまで

〔守る会A〕子どもを守るための放射線対策などにいつもご協力いただき、
ありがとうございます。先日の要望書に対する回答も感謝します。
これからも協力的な関係を築いて、子どもたちを守っていきたいと思っています。
今回は消費者庁が食品の測定機器を全国の自治体に貸し出すということで、
それに申し込んでほしいと思い、署名を集めてきました。

〔区長〕消費者庁の貸し出しについては、具体的な説明を受ける予定です。
自分はかつて消費者庁が設立される際、消費者行政推進会議のメンバーとして、
行政側からはただ1人参加したので、消費者庁がどんな仕事をしているか
わかっています。皆さんの不安を取り除けるような形を考え、対処していきたい。

〔守る会B〕子どもが小1です。学校側も大変親身になって対応してくださり、
感謝していますが、現在でもセシウムが400ベクレルにもなるような食品が
流通しているそうです(具体的な数値を提示)。
基準値以下といっても、世界的にも高い暫定基準値ギリギリのものが
流通しているのは大変心配です。先生方も苦慮されていますが、
やはり公立小なので、区側が動かない限りはどうにも動けない、というのが

実情のようです。区側で何らかの対応を示してほしいです。

〔守る会C〕子どもは3歳、公立保育園に通っています。
先生方は大変好意的で、産地への配慮をしてくれていますが、
区で一律のメニューが決まっているのに園単位で仕入れを任されているため、
心配な産地の食品だとわかっても断るわけにいかないのが現状です。
園長先生も区と保護者との間に立って板挟み状態になっていらっしゃいます。
こども家庭課から納入業者に対して、産地などを配慮してもらうような
文書を出すなどの対応をしてもらえないでしょうか。

〔守る会A〕まずは検査機器を借りてみて、実際に測定してみる必要があると

思います。
これから先、長い取り組みになると思うので、いずれは区民測定室のような
形で一般の区民が気軽に測定できる仕組みが必要だと私たちは考えています。

〔守る会D〕民間の測定室を見学しましたが、区からの回答にあったような
クリーンルームのような大規模な設備は必要ないと思います。
民間測定室はもっとシンプルな作りで測定できていました。
小金井の市民測定室では、原発事故後、すごい値が出るようになったそうで、
それを受けて小金井では土壌なども採取し、独自に測定しています。
そのように自前で測定することの重要性を感じます。検査を外注するのは
ほかの検査を圧迫することにもつながるので、自分たちで測定して
自分たちで判断できることが望ましいと思います。

私自身がよさそうだと考えている、ナトリウムシンチレーション式の

測定器なら1500万円ほどで、時間をかければ2.5ベクレルまで

測れるので、そのようなものを導入してはどうかと思います。
測定室ができれば、その運営などは区民も協力します。

〔守る会E〕12万円で検査を外注するのは、確かに現状では現実的な方法だと
思いますが、それをしていては数少ない測定施設に検査依頼が殺到し、
もっと深刻な汚染が疑われる地域の食品の検査が遅れる可能性があります。
今後長く必要になるものですし、理想的には各学校や園に1台ずつ測定器が
あるくらいがよいと考えていますので、ぜひ導入を検討してください。
区長もご存じだと思いますが、杉並区では2900万円をかけて測定器を導入する
ことを区長判断で決断し、急遽補正予算に組み入れられたと聞いています。
そのことを杉並区の保護者の皆さんが大変喜んでいます。新宿区でもぜひ
そのようなことを考えてほしいのです。

〔区長〕お話しはよくわかりました。皆さんの不安を取り除くような形で
考えていきたい。(時間切れで退出)

〔環境課長〕消費者庁の自治体に対する説明は今週行われる予定です。
私も出席して、申し込みには手を挙げる方向で考えています。
が、消費者庁の貸与機は当初20数台だときいているので(全国で20数台!

守る会のメンバーから「えー!?」という声が上がる)新宿区には

まわってこないだろうと思います。もう少しするともっと
機器が増えるという話もあるので、期待しているところです。

 

<終了>

以上です。署名とともに、各種資料(土壌や食品の汚染状況、検査機器に関する情報、
内部被曝についての情報、杉並区の補正予算に関するお知らせなども含め)を
3cm
厚さぐらいの束でお渡ししてきました。

区長は15分ほどの面談の間、あまり話はせずに私たちの話をよく聞いて
くださっている感じでした。やはり杉並区の話をしたときなどは
身を乗り出すような感じで、一定のご興味は持っていただけた
のではないか、という印象でした。

 

※追記

その後区から発表された「給食サンプリング調査」の結果は、

20サンプルすべてヨウ素131、セシウム134、セシウム137とも

「不検出」の結果が出ました。

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これまでの行政への働きかけ

給食の安全性についてなどの申し入れ】7月15日

 

・教育委員会への申し入れレポート

http://shinnjyukukodomo.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-dd31.html

 

http://shinnjyukukodomo.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/715part1-3483.html

 

 

・子ども家庭部への申し入れレポート

http://shinnjyukukodomo.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/715part2-part3-.html