スタッフ日誌

このページでは、スタッフ(会員)が日々のこどもたちとの暮らしの中で放射線に関して感じたことや、ちょっと役立ちそうなことをレポートしていきます。

2012年

3月

13日

おはなし会スタッフ日誌

3月2日(金)に、第4回目の「おはなし会」を新宿区内の落合第二
地域センターで開催しました。 雨の中ご参加いただきました皆様、
ありがとうございました。

今回はスタッフを含め10名の参加でした。小さなお子さん連れの方、
まだ子どもはいないけれど、これからほしいな、と考えている若い
男性などにお出でいただきました。

「 自分の周りは意識の高い人が多く、不安を共有できる仲間はいる
が、同世代の子どもがいるお母さんは、食材などを全く気にしていな
い人の方が多い。今は幼稚園児で弁当持参だが、小学校の給食は
すごく気になる」

原発の恐ろしさは知っていたのに何もしていなかったことに後悔し
ている。これからは無関心でいることはやめたいと思う」

「周りには放射能の話ができる友人がいない。最初のうちは話ができて
いた人も最近は『まだそんなこと気にしているの』という反応。みなさ
んといろいろな情報交換をしたい」

「 子どもはまだいないが、いずれほしいと思っているので自分がどれ
だけ「汚染」されてしまったのか知りたい。必要であれば西に引っ越す
ことも考えている。自分の周りの独身者は全く気にしていない人が多い」

このような思いを抱いている皆さんから、実感のこもったお話をいろいろ
伺うことができました。

事故からもうすぐ1年。「もう終わったこと」になっている人たちが
いるもの事実です。でも、1年経って、行政などは徐々に動き出してき
ている、という実感もあります。
「徐々に」ではなく「迅速に」対応してほしい!という願いはあります
が、私たちも、行政も、できることからちょっとずつでもやっていく。
これしかないですよね。

今後も、それぞれの率直な思いを語ることができる場としての「おはな
し会」を続けていきたいです。

記:メンバーOY

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2011年

10月

31日

小金井測定室レポート2

小金井測定室レポート2

 

今回の勉強会を企画した勉強会企画部長Kのレポートです。

 

以前よりお2人とは面識があり、測定室の事については既にお伺いした事があったので、今回は、より具体的な実情について迫ってみました。


小金井市民測定室の検出器:430万円キャンベラ社製Nalシンチ式スペクトロメトリー(定量下限値は10Bq/kg)


測定場所:当時・市役所であったが現在は公民館として運用されている。

(以前はキッチンスペースにあったが、現在は以前、倉庫だった場所に移動)
測定時間:6時間で測る。 なぜなら判断基準が難しいため、一律6時間に。100Bq/kgあれば直ぐに検出誤差が下がるが、10Bq/kg以下は非常に難しい。また、スペクトルや10Bq/kg以下の検出限界値は測定室に行き、要望すれば見せてもらえる。10Bq/kgを下限としているのはメンバーの判断による。(検査表もその値でしか出さない)


小金井市放射能測定器運営連絡協議会:

会長・香田頼子さん、測定部長・中嶋直子さん
●質問

 メンテナンス

23年間ずっと同じキャリブレーターを冷蔵庫に保管してある。1回の校正78000円で年に3回来てもらう、予算は小金井市(経済課)。不思議なことに少しピークの位置がずれているなと感じる時に丁度メンテナンスの時期が来る。ドイツ製(ベルトールドジャパン)のメンテナンスは年に1回で十数万と聞いたので、安いと思う、との事。


・年会費(協議会)

賛助会員年会費1500円を貰っている、メンバーは団体は生活クラブ、生活者ネット。他、個人会員。広報費などは行政からの補助が出るのでこの金額で十分。


・測定値の公表について

以前は年に何検体も無かったので年1回紙媒体「こがねい放射能測定室だより」で配布していた。震災後、協議会のHPを立ち上げた。(作った会のHPはもっと前から)
・原発に関しての各自の意識

反原発の意志をメンバー全員、強く抱いている。 (小金井市民測定室は設立後当初より22年間掛けて小金井市での反原発市民団体としての市民権を得ており、現状、特にその点について何か言われたりという事は無いとの事でした。)


・長く続けられた理由

検体200ccで良いという点(チェルノブイリ後、2年位経って日本ではあまり数値に出なくなり、市民の関心が薄れて来たときに、欧州輸入物(市販品)の高価なポルチーニや野生種のブルーベリーを自腹で購入し測定していた為)


・ベクレル数値に関しての意識

幾つなら低い・高いと感じるかお2人とも共通して500Bq/kgは高い。香田さん「50Bq/kgまでなら食べる」。中嶋さん「中部大武田氏は20Bq/kg原子力資料情報室の判さんは10Bq/kgというのでそのあたり」。但しやはり子どもには1Bq/kgでも少なく(特に孫!や乳幼児は0で)、できるだけ食べさせたくない。ただ、やはり遺伝子に影響するのは放射能だけではないので、ある程度の許容も(例 旬のもの、生のものの栄養素が身体にいい影響を与える部分もある)身近な食材を細かく測定していくことにより風評も防げると考えると。


・東京都の輸入品市場調査凍結についてどう思っているか

測定器が遊んでいる状態は(同じ測定者として)非常に勿体無いと思う。
・測定室の方から見た汚染度についての意識市との協定により測定できるものが食品という縛りのある中で、小金井の21日の雨水(雨水も非常時には飲むわよねといいながら)、21箇所から採取したタンポポ(タンポポも食べるわよねといいながら)、ハコベなどを測定し小金井も汚染されてしまったと思った。


・現在行なわれている給食の測定方法について

食材の中から気になるものをピックアップして余分に発注し測定、週に7品目。以前は輸入物(麦やカレー粉などのスパイス類)がメインだったが、現在は国産品、牛以外の肉(牛不使用のため)、野菜、米、牛乳など多岐に渡る(牛乳は以前にも測ったことがある)。過去は冬場に1回/年行なっていたが今年は7月(1日からではなく結局中旬になってから)から定期的に行なっている。給食は自校式。


・昨今の保護者の活動についてどう見ているか

懐かしく感じる、自分達も当初は子どもが小さかった。若い人に若いパワーで頑張ってほしいと思う。


・定量を上げるために処理を行なったことがあるか(炭化・灰化・固化など)また、あれば、その結果。

特に無い


・行政対応で気をつけていること

行政とはルールを作りながらも忍耐強く協調していく、色々と不便はあるが、それでも良かったと思っている。周囲からの市民グループとしての信頼もあり、長く続けられたのも行政と行なってきたからだと思う(金銭的な面でも)。


・地域活動

中嶋さんは地域の公園の清掃活動をここ何年か行なっている。また、生活クラブの販売も行なっている。ここらへんで(レポート1にもある)「私はそう見られないけれど過激な女なんです」発言が・・・。

 

・(東海村JOCの話が合間に出たので)

当時の茨城の芋を計ったか確か測ったが出なかったと記憶、おそらく、さほど拡散しなかった模様。


・機械の選定について

当時、何社かカタログを見たりしたが、全体として3社ほどしかなく、その中で選んだ。現在は買い替えを視野に入れて情報を集めている。

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2011年

10月

30日

勉強会小金井測定室レポート1

小金井の市民測定室に行ってきました。

まず、なぜ私が小金井を見学したかったのか、というと

1・市民ボランティアって、一体どんな人が測定しているんだろう?

2・チェルノブイリ以降、22年間もどうやってそんなに長く続けられたのか?

3・実際、22年間観測してきて現在、どのような危機感をお持ちなのか?
そこら辺のことを、現場の方の生の声がお聞きしたかった。
まず1,とてもおだやかそうな、ふつうのおばさん(失礼!)でした。

発足当時は「私も自分の子どもをおぶったりしてやっていました」とおっしゃっていました。


2について・市で機材の購入、メンテナンス(年間3回、28万円)、

場所を提供してもらっていること・検体が200mlで済むこと(1Lが一般的)

・私たちは『反戦、反核』で心が繋がってきた。そこにボランティアで22年間続けてこられた理由があると思う。22年前、このような声を上げることは「そこまでしなくても…」とか「変わった人だ」と相当思われた。やはり良い『人間関係』に支えられたのだと思う。


3について・何ベクレルの食品まで許容できるか、という問いに対し香田さんは「50かな・・」、中島さんは「10~20だったら、自分は食べる」。

・都内のたんぽぽ(泥付き)100カ所を調べて、「ここら辺も確実に降ったことがわかった」

・母乳などはゼロでありたい、と思うのは理解できるがちょっと神経質になりすぎているお母さんもいるような気がする。避けるべきは放射性物質だけではなく、化学物質や農薬、電磁波などもある。

・お母さん達は明るさ、希望を失ってはいけない。そのためにも身近なものをこまめに計測していくことが必要。


そして私が印象に残ったのは、中島さんが

「私はこう見えても過激なオバサンなのです(笑)。

子どもを連れてデモや座り込みにも参加しました。その様な運動をする人はまず、ご近所と仲良くしなくてはならない。

地域の中での信頼関係はとても大事。地域活動にとても支えられてきた。」

とおっしゃっていたこと。とても実感のこもったお話しでした。

 

記:メンバーOY

 

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2011年

10月

28日

10月おはなし会無事終了しました!

10月おはなし会担当のnoriです。
10月27日(木)に新宿の会第2回目の「おはなし会」を
新宿区内の落合第一地域センターで開催しました。

 

区内のいろいろな地域から15名の皆さんにご参加いただきました。
今回は小学生のお子さんがいらっしゃるママ(小学生グループ)と
幼稚園・保育園のお子さまのいらっしゃるママ・赤ちゃんのママ

(乳幼児グループ)の2グループに分かれてお話しました。

 

 

少人数に分かれての今回のおはなし会では
お一人おひとりがたくさんお話できて、初対面の方ばかりなのに
非常に盛り上がりました。

 

ご参加いただいた皆さまからも
「久しぶりに悩みをざっくばらにんにしゃべった~♪」
「楽しかった!」という声を多数頂きました。

 


今回は会場の落合地域センター周辺にお住まいの方が多く来て下さいました。
そこでいろいろなつながりを発見される場面が多数ありました。

まだまだ「気にしている人は私だけ。周囲に話せる人がいない。。」
とおっしゃる方が多かったですが、こうしたおはなし会で
「近所で自分ひとり」と思っていたけど「身近に実はもう一人いた!」

という発見があり「近所で二人」になるだけでも、非常に心強い

のではないかと思いました。

 


結局「どうしたらいいか」というような解決策は問題が複数で、
内容も複雑で難しいという認識に落ち着き、解決策は出ませんでしたが
こうして「話す」ことに大変意味があると改めて実感しました。


放射能問題というとても深刻で、みなさん普段真剣に悩んでいる

苦しんでいる大きな問題と直面し
大きなストレスをすでに抱えてしまっている私たちですが

このストレスを和らげるためにも、思いを語れる・出せる場

シェアする場としての「おはなし会」を今後も続けていきたいと思いました。
ご参加の皆さま有難うございました!

 


次回新宿の会主催「おはなし会」は来月11月20日日曜日
新宿区早稲田町の榎町地域センターで開催いたします。
http://www2.odn.ne.jp/~hak91920/page007.htm

 

休日開催ですので、お仕事のお持ちのママも
またお子様同伴もOKですので、パパとご一緒に
ご家族でのご参加も大歓迎です☆
11月おはなし会の詳細は後日お知らせさせていただきます。

 

有難うございました。

 

 

 

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2011年

10月

06日

秋のお願いメッセージ配布しました

給食、行事、スポーツなど、秋ならではの放射線に対する気がかりと

その具体的な対策を書いた「秋のお願いメッセージ」。

都合のつくメンバーが集まって作業をし、それぞれ近隣の小中学校や

保育施設へと届けました。

 

好意的に受け取ってくれるところもあれば、そうでもないところもあり…。

それぞれの対応の違いが透けて見えます。

対応の差が子どもの被ばく量の差になるのは

なんとしても避けたいところです。

 

区も対策に前向きだと信じて、先生方、栄養士さん、職員の皆さま方が

積極的に対策を講じてくださることを願ってやみません。

 

 

 

 

 

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2011年

10月

02日

原子力資料情報室に行ってきました

☆メンバーOの感想

 

9月30日、曙橋の原子力資料情報室にてスタッフ・澤井正子さんのお話しを聞いてきました。(O他4名)
原子力資料室という名前から重厚なイメージを抱いていましたが、ジーパン姿で颯爽と現れた澤井さんは可愛い笑顔の気さくな方でした。
今取り組んでいる学校や保育園、幼稚園などに送る「秋のお願いメッセージ(給食や行事についての)」や会の活動についてアドバイスをもらいたいという趣旨でうかがいました。1時間半ほど放射能問題をざっくばらんにおしゃべりしました。
途中、福島の土と新宿の土のサンプルを持ってきてくださり、測ってもらいました。新宿の土は0.09。福島の土は、警告音が響き0.28μSv/hという数字が出ていました(測定を目的としたものじゃなかったので正確には測定しませんでした)。


秋のメッセージでもポイントになる暫定基準値の問題の話。

暫定基準値には科学的な根拠は何もない。放射能が降り注いだ後、食物の供給が行えるようにというだけのこと。今暫定基準値を下げる方向に動いてきている。下げなきゃいけない。
子どもを守るための行政等への働きかけはしつこく続けなければならない。
来春のスギ花粉は放射能が入っているんじゃないか?→放射能は目に見えない。何がどう関わってくるかわからない。すべてが放射能の恐怖に重なる。非常なストレスを今後何十年も抱えていくのだ。

自分の感想ですが、今、給食、瓦礫の問題、放射能をめぐるたくさんの課題が混在していますが、整理することはできないな、一つ一つにできる範囲で反応していく。それぞれの観点で考え続けていくしかないんだなと思いました。
チェルノブイリから長年この問題に取り組んできた原子力資料室は、ワイドな視野で大きく見つめている印象を受けました。質問があればメールでも直接来てもいい、いくらでも答えると仰ってくれました。心強いです。学習会の機会もつくれるといいですね。
ハツラツとした澤井さんは「生きてる」って感じがしました。不安なこと、困っていることはあっても、今私たちも子どもたちも生きている。ちゃんと命は燃えている。そのことを大切に元気にやっていきたいと思いました。

 

 

☆メンバーMの感想

  

私が原子力資料情報室でいちばん心に残ったのは

「これからのことを考えると、きちんとした知識を子ども達に
教えて、子ども達自身が被ばくを避けられるような知識を
持てるようにしていかなくてはいけない」
ということと
「汚染は避けられないので(除染しても放射性物質は“移動”するだけ
だし、長く残る。汚染のひどい地域は除染してもあまり下がらなかったり
する)国は広島の原爆手帳のようなものを作って、被爆者の健康被害を
補償するような制度を作るしかないのではないか。ただし、差別などを
恐れてそれをあえて申し出ない人もいるだろう」
という内容のお話しでした。

特に前半の「子ども達が~」という話、別の雑誌か何かでも
「子ども達に時計の読み方を教えるように線量計の読み方を教える時代が
くる」と書いてあった(それは多少あおりっぽい表現かもしれませんが)
のを思いだし、その必要性や重要性を感じるとともに、そんな時代に
子どもを育てていることを考えて、なんともいえない(思いっきり
泣きたい!?)気持ちになったのでした。

でも泣いていても放射能は去らないので、私たちは今は「不安なお母さん」
に向けて情報発信をしようとしているけれど、いずれ必ず「子ども達に
教える」っていうことが必要になるんだ、ということを強く感じました。
多分、今の中高生とかがそういう意味では「第一世代」になると思うので
国は当てにならなくても、まわりの大人からは大切に思われているとか
自分自身を大切に思う気持ちとかを絶対に失くさせてはいけないと
思いました。

 

 

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